2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『街場の読書論』

「どんなものを食べているかいってみたまえ。君がどんな人かいいあててみよう。」これはフランスの美食家ブリア・サヴァラの言葉である。この言葉は読書に関しても言える。そしてどんな本を読むかも大事だが、どのように読むかもまた大事である。本書を読め…

『生物と無生物のあいだ』

普段歩くときに見る、何気ない景色。そんな日常のありふれた光景から、筆者は瞬く間に読者を科学の世界へと引きずり込む。そしてそれが止まらないのだ。読み始めたら止まらない、まさしく傑作科学ミステリーと言えよう。 人は瞬時に、生物と無生物を見分ける…

『AIの衝撃』

本書は人工知能、AIの進化が日本の産業界にどのような危機を与えるか、その警告書である。と聞いても、これまでにもそのような本はあっただとか、人工知能、AIなどと聞いても目新しさを感じないなどの意見が聞こえてきそうである。その通り。これが私たちの…